学名:Orthetrum melania
別名:ムギワラトンボ(メス)
英名:-
分類:昆虫綱 トンボ目(蜻蛉目)トンボ科
サイズ:5cm前後(成虫)
時期:成虫 春~秋
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種):
・準絶滅危惧種:青森県
概要、特徴、生き方など
よく見られるトンボで、水色の体からシオカラという名前が付いています。なので、舐めても塩辛いわけではありません。メスは黄色い体から、別名ムギワラトンボとも呼ばれます。
シオカラトンボと比べると腹部が太く、少しガッシリした印象を受けます。
小さな昆虫などを食べます。
自然界での役割(サイト管理者の私見です)
昆虫などを餌にしていることから、多くいる昆虫を捕食し、数を適正な数に保つ役割を果たしていることが考えられます。
また、幼虫(ヤゴ)は水中で生活し、成虫は陸で生活するため、水系から陸域への栄養素の運搬の役割も担っているのではないかと考えられます。
見分け方
メスとオス
オオシオカラトンボのメスとオスは、色が全く違うので、簡単に見分けることができます。
ただし、未成熟の若いオスは、メスと同じ色をしているので注意が必要です。
似た昆虫との見分け方
オオシオカラトンボは、シオカラトンボ、シオヤトンボととてもよく似ています。
細かい部分としてはいくつか見分けるポイントがありますが、翅の付け根を見ることで、簡単に見分けることができます。
シオカラトンボは翅全体が透明ですが、オオシオカラトンボでは後翅の付け根部分が黒褐色の色が付いています。また、シオヤトンボでは、翅の付け根がわずかですが茶色い部分があります。
オオシオカラトンボの翅の付け根の色は分かりやすいですが、シオヤトンボの翅の付け根の色は少し分かりにくいので、シオカラトンボとシオヤトンボを見分ける際は、尾の先端の突起(尾毛)の色(シオカラトンボは白、シオヤトンボは黒)も見ることで、より確実に見分けることができます。
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