キマダラミヤマカミキリ(黄斑深山天牛、黄斑深山髪切)

学名Aeolesthes chrysothrix
英名:-
分類昆虫綱 甲虫目(鞘翅目)カミキリムシ科
サイズ:2~3cm程度(成虫)
時期:初夏~夏(成虫)
分布:本州、四国、九州、沖縄
レッドリスト(絶滅危惧種)
準絶滅危惧種:東京都

キマダラミヤマカミキリ成虫
キマダラミヤマカミキリ成虫

概要、特徴、生き方など

 黄色と茶色のまだら模様で構成された中型のカミキリムシの仲間です。

 夜に蛍光灯の街灯などに飛んでくることがあります。

 「深山」という名前ですが、深い山奥にしか生息していないわけではなく、山沿いのマンションの共有部分(蛍光灯)に飛んできているものも見かけることがあります。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫は朽木を食べて育ちます。そのため、倒木を分解して土に返す役割の一旦を担っていると考えられます。また、朽木を多くの生き物(キマダラミヤマカミキリの幼虫や成虫を食べる生き物)が利用可能な動物性の栄養素に変換する役割も担っているものと考えられます。
 また、成虫は樹液などを餌にしていますが、成虫はそれ以上成長しないので、樹液からは活動するためのエネルギーを得ているに過ぎず、幼虫のように植物性の栄養素を動物性の栄養素に変換する役割はあまり果たしていないものと考えられます。

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