概要、特徴、生き方など
成虫は地味な色をした大型の蛾です。
幼虫は赤・黄・黒で彩られた非常に派手な色彩をしています。どこからどう見ても毒がありそうですが、毒はありません。カラムシやイラクサの葉を食べて育ちますが、特にカラムシは道端や草むらなどどこにでもよく生えていて、秋にはフクラスズメの幼虫がついていることが多いので、この幼虫は割と簡単に見つけられます。
和名の由来は、鳥のスズメが寒さに耐えるために羽毛をふくらました姿に似ているとかいないとかで付いたようですが、「ふくらすずめ」と言ったときに、鳥のスズメの話をしているのか、この昆虫の話をしているのか、とても紛らわしいです(たぶん、普通の人は鳥のスズメの方を思い浮かべる…)。
「スズメ」という名前が付いている蛾ですが、スズメガの仲間ではありません。そこもまたとてもややこしいです。
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