ニワゼキショウ（庭石菖）の図鑑

学名：Sisyrinchium rosulatum
英名：Annual Blue-eyed grass、Fairy star
分類：単子葉植物 キジカクシ目 アヤメ科
花期：初夏
分布：全国
その他：北アメリカ原産の帰化種

概要、特徴、生き方など

　5～6月頃の初夏に白または紫色の小さな花を咲かせる草花です。

　花の色は２色ありますが、いずれの色の場合も、花の奥部は、濃い紫色の縁取りのさらに奥が黄色くなります。

自然界での役割（サイト管理者の私見です）

　植物なので、光エネルギーと空気中の二酸化炭素を材料に植物質の栄養素を作りだす役割を果たしていると考えられます。

見分け方

　ニワゼキショウはオオニワゼキショウやセッカニワゼキショウと非常によく似ていますが、花の色や花の側面の形、実の大きさを見ることで見分けることができます。
　まず、紫～赤紫色の花の場合はニワゼキショウです。また、白い花で、中心部が黄色いものはセッカニワゼキショウです（見分け方①参照）。
　白い花で中心部が紫色の場合、ニワゼキショウかオオニワゼキショウの二択になりますが、花を横から見たときに、壺状になっている部分が、ニワゼキショウではまっすぐ上へあがっているのに対し、オオニワゼキショウでは、一ヶ所すぼむ部分があります。また、実の大きさを見ると、ニワゼキショウでは花の壺状の部分より小さいのに対し、オオニワゼキショウは花の壺状の部分よりも大きな実をつけます。