クチナシ(梔子)

学名Gardenia jasminoides
英名:Gardenia
分類真正双子葉類 リンドウ目 アカネ科
花期:6~7月
分布:本州、四国、九州、沖縄
レッドリスト(絶滅危惧種)
準絶滅危惧種:鹿児島県(野生種コリンクチナシ)

クチナシの花(八重咲きの園芸品種)
クチナシの花(八重咲きの園芸品種)

概要、特徴、生き方など

 6~7月頃に良い香りを漂わせる白い花を咲かせる植物です。常緑で、冬も葉を落としません。

 八重咲きの園芸品種が、民家の庭や街路樹などに植えられていることが多いので、見かける機会も多い植物です。
 大気汚染にも強いようで、大通り沿いの街路樹として植えられているものも、枯れることなく元気に育っています。

 また、生命力も強く、枝を1本切って、そのまま水につけておくだけで根っこが出てきます。

クチナシの利用

 クチナシの実は、昔から黄色の色素として使用されてきました。今でこそ化学合成の色素が存在しますが、くりきんとんやたくあんなどは、昔はクチナシの実の色素で着色されていました。

害虫

 オオスカシバ(蛾)の幼虫の食樹で、郊外の街路樹として植えられているクチナシでは、葉を食べつくされ丸坊主になっている木もしばしば見られます。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 植物なので、光エネルギーと空気中の二酸化炭素を材料に植物質の栄養素を作りだす役割を果たしていると考えられます。

関連する生き物

オオスカシバ(害虫)
オオスカシバ(害虫)

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