テングチョウ(天狗蝶)

学名Libythea celtis
英名:European Beak、Ettle-Tree Butterfly
分類昆虫綱 チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科
サイズ:2.5cm前後(前翅)
時期:春~秋
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種)
準絶滅危惧種:青森県

テングチョウ成虫
テングチョウ成虫

概要、特徴、生き方など

 成虫の頭部(パルピ=下唇髭)の長さを、天狗の鼻になぞらえてこの名前がついています。春や秋に、陽だまりに止まっている姿をよく見かけます。

 幼虫はエノキの葉(キノコのエノキじゃないですよ。キノコの方は正式にはエノキタケ)を食べて育ちます。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫はエノキを餌にしていることから、そうした植物が光合成によって蓄えた栄養を、動物性の栄養に転換する役割を果たしているのではないかと考えられます。また、エノキが繁茂しすぎることを抑える役割もあるかもしれません。

 成虫は、花の蜜を吸うことから、一部ポリネーターとして、受粉の役割も果たしていることも考えられます。

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