ナミアゲハ(並揚羽)

学名Papilio xuthus
別名:アゲハ、アゲハチョウ
英名:Asian Swallowtail、Chinese Swallowtail
分類昆虫綱 チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ科
サイズ:10cm前後(成虫)、~6cm程度(幼虫)
時期:春~秋
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

ナミアゲハ成虫
ナミアゲハ成虫

概要、特徴、生き方など

 「アゲハチョウ」と言えばこの種を指すほどメジャーなチョウです。成虫は春から秋にかけて花畑などで見られます。

 幼虫はミカンの仲間(ウンシュウミカンカラタチユズレモンサンショウ(山椒))などの植物を食べて育ちます。

蛹からの羽化

 蛹から羽化した際は、翅はまだ伸びていません。体液を送り込むことで徐々に翅を伸ばし、飛び立てるように乾かします。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫はミカンサンショウなどの植物を餌にしていることから、そうした植物が光合成によって蓄えた栄養を、動物性の栄養に転換する役割を果たしているのではないかと考えられます。また、ミカンサンショウが繁茂しすぎることを抑える役割もあるかもしれません。

 成虫は、花の蜜を吸うことから、一部ポリネーターとして、受粉の役割も果たしていることも考えられます。

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