ツマアカクモバチ(褄赤蜘蛛蜂)

学名Tachypompilus analis
別名:ツマアカベッコウ
英名:-
分類昆虫綱 ハチ目(膜翅目)クモバチ科
サイズ:2.5cm前後(成虫)
時期:初夏~初秋
分布:本州、四国、九州、沖縄
レッドリスト(絶滅危惧種)
・準絶滅危惧種:高知県

ツマアカクモバチ成虫(アシダカグモを狩っているところ)
ツマアカクモバチ成虫(アシダカグモを狩っているところ)

概要、特徴、生き方など

 アシダカグモを専門に狩るクモバチの仲間です。腹部の先端が赤いことから、褄赤(ツマアカ)の名前がついています。(「褄」は端っこを意味します)

 成虫は花の蜜などを食べています。アシダカグモを狩るのはメスの成虫だけで、幼虫の餌にするために、巣にする場所へ運び、卵を産み付けます。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 成虫は花の蜜などを食べていることから、花粉を媒介するポリネーターとしての役割を担っていることが考えられます。
 また、幼虫の餌にするためにアシダカグモを狩るので、アシダカグモの数を適正に調整する役割を担っていることも考えられます。逆に、アシダカグモの数が少なくなった場合は、ツマアカクモバチの幼虫の餌が不足するのでツマアカクモバチの数も減り、捕食圧の減ったアシダカグモの数が増え・・・という形で互いに天秤のように数の調整が行われているのではないかと考えられます。

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