ミヤマクワガタ(深山鍬形)

学名Lucanus maculifemoratus
英名:-
分類昆虫綱 甲虫目(鞘翅目)クワガタムシ科
サイズ:7cm前後(♂成虫)
時期:夏(成虫)
分布:北海道、本州、四国、九州
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

ミヤマクワガタ成虫♂
ミヤマクワガタ成虫♂

概要、特徴、生き方など

成虫の特徴

 オスは立派な大アゴを持っており、クヌギコナラなどの樹液を吸いにきます。
 オスの大アゴの形には多型が認められ、頭部に近い大きな突起が小さいほうから「エゾ型」「サト型」「フジ型」と呼ばれています(トップの写真は突起が一番大きい「フジ型」)。また、この多型では、腿節の色が「エゾ型」では黒、「サト型」「フジ型」では黄色になります。
 この多型は、幼虫時代の生育温度、具体的には、低温で「エゾ型」、高温で「サト型」になることが明らかになっています(定温飼育実験ではおよそ20℃を境に、それ以下で「エゾ型」、それ以上で「サト型」となっている)1)

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◆参考文献

1 荒谷邦雄「新しい動的環境指センサーとしてのクワガタムシやカブトムシの利用可能性の検証」 九州大学比較社会文化研究院 2011年度 研究支援 成果報告

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