学名:Zosterops japonicus
英名:Warbling White-eye、Japanese White-eye
分類:鳥綱 スズメ目 メジロ科
サイズ:体長12㎝程度
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし
概要、特徴、生き方など
鶯色(うぐいすいろ)が美しい小さな鳥です。目の周りが白いことからこの名前がついています。
鶯色(かすんだ緑色)をしているので、この鳥が「ホーホケキョ」と鳴くウグイスと勘違いされがちですが、実際のウグイスは緑気のあまりない褐色をしています。
春には花の蜜を吸う姿がよく見られます。
「新商品がめじろおし!」などの場面で使われる「めじろおし」は「目白押し」で、メジロの習性から生まれた言葉です。メジロが木の枝にとまるとき、押し合うように沢山並んでとまることから ①子供が大勢で押し合い、押されて列外に出た者が、また端に加わって中の者を押す遊戯。 ②多くの人や物事がぎっしり並んだり続いたりすること。」とされています1)。
自然界での役割(サイト管理者の私見です)
メジロは、花の蜜や小さな木の実、小さな昆虫などを餌にしています。
花の蜜を吸う点では、ポリネーターとして、花粉媒介の役割を担っているものと考えられます。
小さな木の実を食べる点では、糞として種を排泄することで、種を遠くへ運ぶ種子散布の役割を担っているものと考えられます。また、植物性の栄養素を動物性の栄養素に変換し、他の肉食動物などが利用可能な状態にする役割も担っているものと考えられます。
小さな昆虫を餌にしている点では、それらの動物の数を適正に調整する役割を担っていることが考えられます。
◆参考文献
1 広辞苑
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