概要、特徴、生き方など
黒い体に肢や触覚に白い縞模様を持つサシガメの仲間で、妙に体表がねばねばしています。これは本当にマツヤニ(松脂)を体表に塗っているらしいです1)。
他の昆虫に口吻を突き刺し、体液を吸います。
自然界での役割(サイト管理者の私見です)
昆虫を餌にしていることから、多くいる昆虫を捕食し、数を適正に保つ役割を果たしていることが考えられます。
見分け方
似た昆虫との見分け方
ヤニサシガメは、黒地に白い模様をしていることから、ヨコヅナサシガメやシマサシガメとよく似ています。
この3種は、脚、触角、口吻(針状になった口)のどこに白い模様が入るかを見ることで見分けることができます(表参照)。
ヨコヅナ- | シマ- | ヤニ- | |
触角 | × | × | ○ |
口吻 | × | ○ | × |
脚 | × | ○ | ○ |
関連する生き物
◆参考文献
1 松本和馬. 市民公開シンポジウム「マツ枯れ対策の現状と展望」開催趣旨説明−環境問題としてのマツ枯れ−.環動昆 第31巻 第2号:57-60(2020).
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