ホシヒメホウジャク(星姫蜂雀)

学名Neogurelca himachala
英名:-
分類昆虫綱 チョウ目(鱗翅目)スズメガ科
サイズ:4㎝弱(成虫)
時期:初夏~晩秋
分布:北海道、本州、四国、九州
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

ホシヒメホウジャク成虫
ホシヒメホウジャク成虫

概要、特徴、生き方など

 ハチドリのように飛び回り花の蜜を吸います。翅が少しシワシワしているのが大きな特徴です。

 幼虫はヘクソカズラの葉を食べて育ちます。幼虫の色彩は緑一色から全体的に紫がかった褐色までさまざまあります。緑色一色の幼虫は、同じヘクソカズラの葉を食べるホシホウジャクの幼虫とそっくりですが、ホシホウジャクの幼虫は尾角(おしりにあるツノのようなもの)の先が黄色いですが、ホシヒメホウジャクの幼虫は全体的に黒いので、この差で見分けることができます。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫はヘクソカズラを餌にしていることから、ヘクソカズラが光合成によって蓄えた栄養を、昆虫食の動物が利用可能な動物性の栄養に変換する役割を果たしているのではないかと考えられます。また、ヘクソカズラが繁茂しすぎることを抑える役割もあるかもしれません。
 成虫は、花の蜜を吸うことから、ポリネーターとして、受粉の役割を果たしていることも考えられます。

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