学名:Baculum irregulariterdentatum
英名:-
分類:昆虫綱 ナナフシ目(竹節虫目)ナナフシ科
サイズ:8cm前後(成虫)
時期:春~秋
分布:本州・四国・九州
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし




概要、特徴、生き方など
「モドキ」という名前がついていますが、エダナナフシとともに最も一般的なナナフシの仲間です。
エダナナフシとは、触角の長さで見分けることができます(ナナフシモドキは触角が極端に短く、頭部3つ分ぐらいしかない)
単独で次世代を残すメス、激レアなオスはもはやオスにあらず
ナナフシモドキは、「単為生殖」と言って、オスと交尾をせずにメス単独で卵を産み、次世代を残します。
ごく稀にオスも出現しますが、野崎友成さんらの研究により、このオスは、見た目的にはオスですが、生殖機能はなく、オスとしての意味をなしていないことが明らかにされています1)。これは有性生殖が退化する過程を示す、生物の進化の観点から非常に興味深い現象です。
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