ワタヘリクロノメイガ(綿縁黒野螟蛾)

学名Diaphania indica
別名:ウリノメイガ(瓜野螟蛾)
分類昆虫綱 チョウ目(鱗翅目)ツトガ科
サイズ:3㎝未満(成虫)
時期:初夏~秋
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

ワタヘリクロノメイガ成虫♂
ワタヘリクロノメイガ成虫♂

概要、特徴、生き方など

 翅を広げても3cmに満たない小型の蛾の仲間です。白銀の翅に黒い縁取りが特徴的です。オスにだけ、尾端にポンポンのような構造物があります。

 ちなみに、ワタヘリロと濁らず、ワタヘリロとなるのが正しい和名です。

 幼虫は名前にも入っているように、ワタ(綿)の葉を食べて育ちますが、日本ではワタの栽培は限られているので、野生ではクワの葉などを食べて育っているものと考えられています。
 また、農業分野では「ウリノメイガ」の名で知られており、キュウリゴーヤスイカなどのウリ科の作物の葉や、オクラワタと同じアオイ科の植物)の葉を食害します。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫はワタキュウリなどの葉を餌にしていることから、それらの植物が光合成によって蓄えた栄養を、昆虫食の動物が利用可能な動物性の栄養に変換する役割を果たしているのではないかと考えられます。また、ワタキュウリが繁茂しすぎることを抑える役割もあるかもしれません。

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