カメムシ、サシガメ、ウンカ、グンバイムシ、セミ、タガメ、アメンボ、アブラムシなどの仲間
カメムシ上科 -Pentatomoidea-
たまに室内に侵入しては、臭い匂いを放つ、あの憎きカメムシの仲間の図鑑です。大半の種類は部屋に侵入してくることはありません。
種類によって、少しずつ匂いが違うので、「利きカメムシ」ができるかもしれません。あまり嗅ぎたい匂いではありませんが…。
ちなみに、パクチーにはカメムシの匂い成分と同様の成分が含まれています。
小型で丸っこい形のマルカメムシの仲間や、基本的に地面や土中で生活するツチカメムシの仲間の図鑑です。
サシガメ上科 -Reduvoidea-
普通のカメムシより体が細長く、”刺し亀”の名の通り、主に他の昆虫などの体液を吸うカメムシの仲間の図鑑です。
グンバイムシ上科 -Tingoidea-
軍配(相撲の行事(レフェリー的な人)が持っているアレです)のような形をしたカメムシの仲間の図鑑です。全体的に数mm程度ととても小さいので、目を凝らさないと見つかりません。
セミ上科 -Cicadoidea-
夏の昼間にシャーシャーシャーシャーとか、ジージージージーとか、ミーンミンミンミンミンミンとか鳴いている、あのセミの仲間の図鑑です。
針のような口を木に突き刺して汁を吸うので、その点はカメムシと同じですね。
ビワハゴロモ上科 -Fulgoroidea-
5mm前後の小さな昆虫の仲間で、分類学上はセミに近い昆虫です。
植物の汁を吸うので、農業害虫として有名で、一部の種類は時に大量発生して甚大な農業被害をもたらします。
「ウンカ」は「浮塵子」と書かれ、語源を探り意訳すると「厄介な、枯らす(虫)」の意味1)にたどりつくことから、まさに生態を表した名前が付けられています。
◆参考文献等
1 江副水城「蟲名源」、2014年2月14日第1刷発行、株式会社パレード発行
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