概要、特徴、生き方など
道路や山の日当たりの良いのり面でよく見られ、夏に白い大きな花を咲かせます。
本種は1939年頃1)に、日本原産のテッポウユリと台湾原産のタカサゴユリの交配により作られた園芸種です。花が純白であるテッポウユリの特徴と、葉が細いタカサゴユリの特徴を受け継いでいます。
園芸種でしたが、庭などに植えられていたものが逸脱し、野生化、全国の道路沿いなどに広がりました。
日本在来の近縁種にはウケユリなどの絶滅危惧種も含まれ、これらとの交雑による遺伝子攪乱が危惧されることから、対策が必要な種として、環境省の生態系被害防止外来種リストの「その他の総合対策外来種」の項目に掲載されています。
自然界での役割(サイト管理者の私見です)
植物なので、光エネルギーと空気中の二酸化炭素を材料に植物質の栄養素を作りだす役割を果たしていると考えられます。
◆参考文献等
1 環境省 生態系被害防止外来種リスト 掲載種の付加情報 植物
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