

概要、特徴、生き方など
「クマ」という名前がついていますが、クマの仲間ではなく、イタチの仲間です。林や森の中に巣穴を掘って巣穴にします。
一見異なるように見えて実は同類であることを示す「同じ穴のムジナ」のムジナ(狢、貉)はアナグマのことです。また、まみ(猯、魔魅)もアナグマを指します(タヌキやイノシシを指すという説も)。
古来から狩猟の対象とされており、その肉はとてもおいしいらしい1)。
自然界での役割(サイト管理者の私見です)
ミミズや昆虫、果実などを餌にしていることから、果実を食べる点では、植物性の栄養素を動物質に変換する働きを担っていることが考えられます。
また、巣穴を掘る習性がありますが、この巣穴はキツネやタヌキに利用されることもあるようで、そうした動物に棲み処を与える役割もあるかもしれません。
◆参考文献
1 千松 信也「ぼくは猟師になった」,新潮文庫
コメント