アカタテハ(赤立羽)

学名Vanessa indica
英名:-
分類昆虫綱 チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科
サイズ:6cm前後(成虫)、~4cm程度(幼虫)
時期:春~秋
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

アカタテハ成虫
アカタテハ成虫

概要、特徴、生き方など

 幼虫はイラクサの仲間(イラクサカラムシ)などの植物を食べて育ちます。
 イラクサに幼虫がついている場合、イラクサには毒のトゲがあり、刺さるとしばらく痛いので気を付けてください。

自然界での役割(サイト管理者の私見です)

 幼虫はイラクサの仲間の植物を餌にしていることから、そうした植物が光合成によって蓄えた栄養を、昆虫食の動物が利用可能な動物性の栄養に変換する役割を果たしているのではないかと考えられます。また、イラクサカラムシが繁茂しすぎることを抑える役割もあるかもしれません。
 成虫は、花の蜜を吸うことから、ポリネーターとして受粉の役割を果たしていることが考えられます。

見分け方

似た昆虫との見分け方

 ヒメアカタテハととてもよく似ていますが、翅の模様で見分けることができます。
 前翅の一部と後翅の大部分が褐色(茶色)のものはアカタテハで、後翅全体に黄色や黒の模様があるものがヒメアカタテハです。
 細かい点では、ヒメアカタテハには前翅に黄色い三角形の模様がありますが、アカタテハにはありません。
 翅の腹側の模様でも判別が可能で、アカタテハが暗い色なのに対し、ヒメアカタテハは明るい色です。また、後翅の縁にある目玉模様が、ヒメアカタテハでは円形ですが、アカタテハではハート型に近い形(写真では黒くて見づらいですが…)になります。

アカタテハ・ヒメアカタテハの見分け方1
アカタテハ・ヒメアカタテハの見分け方1
アカタテハ・ヒメアカタテハの見分け方2
アカタテハ・ヒメアカタテハの見分け方2

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ヒメアカタテハ
ヒメアカタテハ(同属種)

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