カタバミ(片喰、酢漿草)

学名Oxalis corniculata
英名:Creeping Woodsorrel、Procumbent Yellow Sorrel、Sleeping Beauty
分類真正双子葉類 カタバミ目 カタバミ科
花期:春~秋
分布:全国
レッドリスト(絶滅危惧種):掲載なし

カタバミの花
カタバミの花

概要、特徴、生き方など

 クローバーに似た葉っぱを持つ植物で、道端や庭などでよく見られる雑草です。

 葉っぱにシュウ酸塩を含んでいるため、噛むと酸っぱい味がします。

 カタバミの葉っぱの色違いの品種として、アカカタバミウスアカカタバミが良く見られます。これらは、踏み固められ乾燥したような土地や、都市部のアスファルトの脇のちょっとした土地、石垣の隙間などで見られることが多いです。一方で、カタバミはこうした場所ではあまり見られない傾向があります。
 都市部はヒートアイランド現象の影響で、郊外に比べて暑さが厳しい傾向にありますが、このような熱ストレスのある状況で強い光を浴びると、植物は光合成の効率が大幅に減少します。
 一方、アカカタバミウスアカカタバミは、その赤い葉っぱに含まれる赤い色素・アントシアニンが、この現象を緩和するため、熱ストレスのかかる都市部でも生育できるようになっています1)

関連する生き物

アカカタバミ
アカカタバミ(品種)
ウスアカカタバミ
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ミヤマカタバミ
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ムラサキカタバミ(同属種)
オオキバナカタバミ
オオキバナカタバミ(同属種)
◆出典

1 YUYA FUKANO, WATARU YAMORI, HAYATA MISU, MITUHIKO P. SATO, KEI UCHIDA. From green to red: Urban heat stress drives leaf color evolution. SCIENCE ADVANCES 20 Oct 2023, Vol.9, Issue 42.

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